私が20代前半で大学生だった頃のことです。

一人暮らしをして親に仕送りをしてもらい、自分でもアルバイトをして生活をしていました。

生活に余裕はあまりなく、節約しながら暮らしていたのですが、もうすぐ卒業ということになり、卒業旅行の話が持ち上がりました。

友達は裕福な子が多く、実家暮らしの子、実家から多額に援助してもらっている子で、海外旅行に行こうということになりました。

私にはとても仲の良い友達がいます。その友達とは休みの日は必ずといっていいほど一緒に過ごしていました。

カラオケに行ったりボーリングに行ったり旅行に行ったり食事したりと、さまざなことをするときいつも一緒でした。

ある日、その友達と食事に行ったとき私はお金を忘れてきてしまい、その友達からお金を借りることにしました。

その時、私はお金を借りるということが可能だということに気づきました。そこから悪魔の私が姿を現しました。

私は、元来お金使いが荒く、欲しいものがあるとすぐに買ってしまう性格です。30代に入ろうとしたころ、困ったことが起きました。

それは、両親が借金の為、破産寸前になったということです。父親のギャンブルが原因でした。母親がその連帯保証人のため、あおりを食いました。

両親はそのまま、自己破産することになりましたが、家を売却することとなり、同居していた私は住居を失うこととなりました。非常に困りました。

私は、持病の悪化のために、急に働けなくなってしまったことがあります。

そこで、最初に困ったのはお金のことです。しかし、両親には金銭的に余裕がないことも知っていましたし、兄には借金がありました。身内には頼ることができないと思い、友人にお願いしたのです。

ただ、私自身、どんなに親しい仲だったとしても、お金の貸し借りはしたくないと思っていました。しかし、医療費や生活費のことを考えると、貯金が底を突くのは時間の問題でした。友人にお願いしたところ、快く貸してくれました。

50万円をすぐに用立てしてくれたのです。私は、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。この50万円というのは、私のボーナスの手取りの金額です。

私は高校生の時からエレキギターをやっておりバンド活動をしていました。

私たちはライブハウスでの演奏もありそこそこ有名にもなっていきました。私たちは高校卒業してからみんなで話し合い上京して大学生活を過ごしながらバンド活動をすることになりました。

親からの仕送りもありましたが、当時の私はどうしてもお金が足りませんでした。

大学に行き、練習をし、演奏して、バイトして、飲みに行く。楽器代に費やす。

そんなことをしているとあっという間にお金はなくなりました。